ゲーム概要
同じコナミの『ときめきメモリアル』をはじめ、従来の恋愛シミュレーションゲームの大半は恋人になることがゲームの目的であったのに対し、『ラブプラス』では恋人となってからがゲームの中心であることが最大の特徴として挙げられる。「恋人パート」ではDS内蔵の時計を使用した「リアルタイムクロック(RTC)」により、現実の時間や季節に合わせたリアルタイムの「恋愛生活」が体験できる(年齢は変わらない)。
プロデューサーの内田明理によると、「長く楽しめるゲームにしたかった」ため、「攻略すれば終わり」ではなく、恋人となってからの毎日がエンドレスで続く構成となった。
またニンテンドーDSのタッチパネルやマイク(音声認識)を活かし、デート中にスキンシップをしたり女の子に話しかけられるのも大きな特徴と言える。
登場ヒロインのタイプは「文武両道なお嬢様(同歳)」、「ツンデレ(年下)」、「おっとり(年上)」の3人が用意されており、やり取り次第で女の子の髪型や服装、性格が変化するなど、プレイヤー次第で様々なシチュエーションが楽しめるのも特徴である。
これらの要素が受け、口コミなどから販売数を伸ばした結果、恋愛ゲームとしては異例の20万本を超えるヒットとなった。
ディレクターの石原明広によると、「今後何かフランチャイズ展開ができるようなことがあれば、データの引き継ぎができるようにしたい」という発言からも分かる通り、ワイヤレス通信によるセーブデータ交換機能が付いている。
寧々の声を演じた皆口裕子によると、「声の収録には1年以上掛かった」「とにかくセリフの数が膨大」「一回4時間ほどの密度の濃い収録を12−13回ほど定期的に行った。週2回行ったこともある」とのこと。
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社会の反響
発売日である2009年9月3日には、「ラブプラス」がmixi日記「注目のキーワード」1位となった。
2009年9月10日付けの産経新聞紙面で記事になるなど、各種メディアで取り上げられた。
『テレビブロス』2009年10月3日号にてヒロインの1人、高嶺愛花が表紙を飾った。
2009年12月7日に放送された日本テレビ系列のバラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』にて、「恋愛ゲーム『ラブプラス』ブームの深イイ演出」と紹介される。
2009年12月23日にはクリスマスイベントとして、東京都内3ヵ所のケーキ店で3人のヒロインをイメージした特製ケーキが各100個販売された。既存ファンのみならず先述の『1分間の深イイ話』を見てラブプラスに興味を持った一般層も巻き込む大混乱が予想された為、コナミは販売当日の朝8時に公式ページで販売店を発表、さらに彼女同伴(ラブプラスモード等恋人パートであることを証明できるプレイ画面の提示)を購入条件とした。しかし公式発表直後に情報を得たファンがSNS・Twitter等を駆使して情報を拡散、各地からファンが殺到して3店舗とも開店前に完売した。特に寧々のケーキが販売された六本木の店舗は公式発表から僅か1時間で完売が確定するという凄まじさであった。
『ファミ通』2010年2月24日号にて、『ラブプラス』の次回作『ラブプラス+』の開発が始動していることも明らかになる。また同誌のインタビューにて、内田プロデューサーは「(次回作でも)キャラクターは変わらない」「セーブデータを引き継げる(ラブプラスを起動したDSとラブプラス+を起動したDSが同時に2台必要。ラブプラス+内蔵の引き継ぎ用ツールを無線通信を使いラブプラス側に送信、双方でツールを起動して引き継ぐ)」などを述べている。同日に、『ザ★ビシバシ』(アーケード)で、ヒロイン3人の登場するミニゲーム「弾んで! 跳んで! ラブジャンプ!!」が追加配信された。
また2010年4月5日には、iPhone/iPod touch用アプリとして『ラブプラス i』がApp Storeを通じて配信される事が決まった。愛花・凛子・寧々それぞれのアプリが配信され、iPhoneの機能を活かす形で画面をタッチする事で時間を教えてくれたり話しかけてくれる「コミュニケーション機能」、専用のARマーカーを撮影する事で画面上で現実の風景に彼女の姿が表示される「ARカメラ機能」、スケジュール登録可能な「カレンダー機能」が搭載され、今後もアップデートで機能を増やすとしている。なお発売当初は本編の移植と誤解されることもあったが(連動要素は後に実装)、コミュニケーション機能を核とした統合アクセサリに分類される。
2010年7月10日から8月31日まで、前月の6月25日に発売された「ラブプラス+」に追加された旅行イベントの舞台となった熱海市で『熱海ラブプラス現象(まつり)』イベントが開かれた。初日の開会式典では斉藤栄熱海市長がスピーチし、市内の一部店舗・施設を彼女同伴(条件は前年のクリスマスケーキと同じだが対象ソフトはラブプラス+)で利用すると割引などのサービスが受けられる、『ラブプラスi』用のARマーカーが市内各地に設置されるなど、全市を挙げたイベントとなった。
2010年9月29日に幕張メッセで行われた「任天堂カンファレンス2010」で、ニンテンドー3DS版である『Project ラブプラス for Nintendo 3DS(発表当時の仮称・その後NEWラブプラスに変更)』の制作が発表された。
2010年9月に行われた財団法人デジタルコンテンツ協会主催の第25回デジタルコンテンツグランプリ審査会で、『ラブプラス』・『ラブプラス+』が優秀賞を受賞、翌10月の授賞式に内田プロデューサーが出席した。
2010年12月23日にはクリスマスイベントとして、東京ミッドタウンホール(コナミ本社・コナミスタイル六本木店所在地)にて『メリープラスマス2010』を開催。ヒロイン3人によるライブや3DS版ラブプラスの開発状況報告をはじめ、キャドバリー・ジャパン(現・日本クラフトフーズ)ののど飴「ホールズ」とのコラボレーション(寧々のみ)、三井住友カードとの提携クレジットカード「ラブプラスVISAカード」の発行、そして内田プロデューサーが率いる社内プロダクション『ラブプラスプロダクション』の設立が発表された。
2011年9月13日に東京国際展示場で開催された「ニンテンドー3DSカンファレンス2011」で、「NEWラブプラス」の発売日が同年12月8日と発表された。しかし同年11月16日、諸事情により発売日を翌2012年2月14日に変更すると発表、内田シニアプロデューサーも発売延期に関するメッセージを掲載した。今後は再延期等なく予定通り2月14日に発売される見込みで、ラブプラスシリーズでは初の火曜発売となる(前2作はいずれも木曜発売)。
2012年2月6日、同月発売されたゲーム中には読書月間というイベントが発生し、実在する図書が読む本として登場する。その書物が、講談社文庫より読書月間推薦図書キャンペーンということでミノ☆タローの書き下ろしカバーイラスト付で発売された。カバー下は通常の変更のないカバーが巻かれたままの図書があり、作品は「魍魎の箱」京極夏彦、「赤毛のアン」L.M.モンゴメリー/掛川恭子訳、「ぼくのメジャースプーン」辻村深月。このラブプラスカバーが巻かれた文庫本は発売から数日で増刷が決定した。